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AlphaStation 200 は、Alpha シリーズのローエンドマシンである UDB の
後継機で、安く買えるために非常に普及しています(Digital 社は在庫を
一掃しようとしているのでしょうか?)。
Onsale と
Webauction
から入手することができます。
Rick Taylor(
Charles E. Taylor IV)が以下の文章を提供してくれました。
- CPU
AS200 は 21064 または 21064A CPU を搭載しています。クロックスピードは
166MHz と 233 MHz があります。サポートされているチップセットは 21071-AA
です。
- キャッシュ
オンチップのキャッシュのほかに、マザーボードに 512K のキャッシュが
搭載されています。
- メモリ
パリティあり 72 ピン SIMM 用に 6 スロットあります。各スロットは
2 枚 1 組で刺します。仕様によると 384MB の RAM を追加することができます。
Onsale が販売しているものは 16MB のようです。Linux をインストールする前に、
メモリを増設した方がいいでしょう。
- ディスク
基本設定ではディスクは含まれていません。
- ビデオカード
グラフィックカードも含まれません。Alpha がサポートしている PCI
ビデオカードであれば大丈夫でしょう。
S3Virge DX (4MB) と S3Trio64V2 (2MB) なら確実です。
Rich のメールからいくつか列挙します。
- 「このような古い Alpha では、Linux をインストールするには
ファームウエアのアップグレードは不可欠です。私の場合、古い SRM では
ロックしてしまいカーネルをロードすることができませんでした。最新の ARC
にアップグレードしたら上手くいきました。私が買ったのは、Onsale と Webauction
が販売していたものと同じものです(Webauction はまだ販売しているかも
しれません)。ですから、AS200 を買った他の人も、同じ問題にぶつかるかも
しれません。」
- 「内蔵のサウンドカードを動かすには、Red Hat でカーネルを再構築して
ください。全く簡単なことですが、ちょうど redhat-AXP メーリングリストで
この質問をする人がいたので、書いておいた方がいいと思ったわけです。:)」
- 「イーサカードによってローカルネットワークに接続する前に、PPP を
使おうと思いましたが、com ポート 1 につないだモデムが動きません。私は、
シリアルコンソールの設定によるものだと思います。この症状は、モデムが常に
通信を監視しているのに、モデムと通信しようとするプログラムがない場合に
起きます。解決するのは困難ではありませんが、マシンの説明書を持っていない
人は混乱してしまうでしょう。手っ取り早い解決法は、他の com ポートを
使うというものです。」
- 「PCMCIA のスロットが 2 つついた ISA カードという変わったものが
ついています。DEC の出荷票によると、これはオプションです。私は PCMCIA
機器は持っていないので、カードを外してしまいました。PCMCIA カードが Linux で
動くのかどうか、どうやって動かすのか、私には分かりません。カードの説明書も
ないため、これに関する情報はあまりありません。」
AS200 を購入したのであれば、以下のホームページを覗いてみてください。
Linux のインストール方法が懇切丁寧に書かれています。
http://www.toast.net/~strycher/AS200.html
http://www.mindspring.com/~ccsf-lug/AS200.htm
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