マニュアルページ system.3f
名前
system - オペレーティングシステム・コマンドの実行
形式
integer function system (string)
character*(*) string
機能説明
関数 system は、 string をコマンドとして入力されたかの よ う
に、 入力としてシェルに渡します。環境変数 SHELL が設定されて
いる場合、その値がコマンドインタプリタ (シェル) として使用さ
れます。それ以外の場合は、 sh (1) が使用されます。
現在のプロセスは、コマンドが終了するまで待機します。戻 り 値
は、 シェ ル の 終了ステータスになります。この値については、
wait(2) を参照してください。
sh(3f) および system(3f) 関数は、実行時に引数文字列をシェ ル
に渡します。Fotran 文字値から C 文字列値に引数文字列を変換し
て、C ルーチンの system(3c) に渡します。
sh(3f) と system(3f) ルーチンは、 system が C ルーチンシステ
ム を呼び出す前に Fortran の入出力バッファーをフラッシュする
のに対し、 sh の方はフラッシュしないという点で異なり ま す。
バッファーのフラッシュにはかなりの時間を要することがあり、こ
のため、Fortran 出力が呼び出し結果に関係しない場合は、 sys-
tem ルーチンより sh ルーチンのほうが望ましいといえます。
sh(3f) および system(3f) は、ともに整数の結果を返します。
ファイル
libfui.a
関連項目
execve(2)、 wait(2)、 system(3c)、 sh(3F)
使用上の留意点
string は、1023 文字を超えないようにしてください。