マニュアルページ fork.3f




名前

     fork - 呼び出し側プロセスのコピーの作成


形式

     integer*4 function fork()


機能説明

     関数 fork は、呼び出し側プロセスのコピーを作成します。呼び出
     し側とコピーの 2 つのプロセスの違いは、それらの 1 つ (「親プ
     ロセス」と呼ぶ) に返された値がコピーのプロセス ID になるとい
     う 点 だけです。通常、コピーの方を「子プロセス」と呼びます。
     「子プロセス」への戻り値はゼロです。

     fork 操作の前に、外部ファイルの中で入出力バッファの内容が 重
     複するのを避けるために、書き込み用にオープンされたすべての論
     理ユニットがフラッシュされます。

     戻り値が負のときはエラーを示し、その値を反転した値がシステム
     エラーコードを表します。 perror(3F) を参照してください。

     対応する exec ルーチンはまだ提供されていません。exec 操作 中
     に論理ユニットをオープンしたまま保持する十分な方法がないため
     です。しかし、 fork/exec の通常の機能は、 system(3F) に よっ
     て実行できます。


ファイル

     libfui.a


関連項目

     fork(2), wait(3F), kill(3F), system(3F), perror(3F)