マニュアルページ fpr.1




名前

     fpr - FORTRAN キャリッジ制御出力からプリント可能な形式への変
     換


形式

     fpr [ file... ]


機能説明

     UNIX System V では、 fpr ではなく asa が標準です。 fpr は、1
     つ のファイルを読み取り、別のファイルを書き込みます。FORTRAN
     のキャリッジ制御規約に従って書式化されたファイルを、UNIX  の
     ラ インプリンタ規約の書式ファイルに変換します。 fpr はその入
     力を出力にコピーします。そのとき、 lp(1) を使用して出力し た
     ときに同じ効果を持つ文字にキャリッジ制御文字を置き換えます。
     各行の先頭の文字は、行送りを次のように制御します。

     空白     1 行送り

     0    2 行送り

     1    次のページの先頭へ

     +    改行しない

     空白行は先頭が空白である行と同じように扱います。

     キャリッジ制御文字だけで構成される空白行は削除します。

     0 は改行文字に変更します。

     1 は、用紙送り (form feed) 文字に変更します。

     正符号 (+) は、バックスペースを使用してシミュレートします。


使用例

             write(*,'(" Blank")')
             write(*,'("0Zero ")')
             write(*,'("+        Plus ")')
             write(*,'("1One  ")')
             end

     実際のファイルを使用した例 :

     +     a.out >  MyOutputFile

     +     fpr  <  MyOutputFile |  lp

     パイプだけを使用した例 :

     +     a.out  |   fpr  |  lp

          この 2 つの例では、ともに次の 2 ページの出力が生成さ れ
          ます。
          1 ページ目 :
               Blank

               ZeroPlus
          2 ページ目 :
               One


使用上の留意点

     170 文字より長い行は、その結果が未定となります。


関連項目

     asa(1)