マニュアルページ ran.3f




名前

     ran  - 0 と 1 の間の乱数を戻す


形式

     real function ran (i)
     integer*4 i


機能説明

     ran をくり返し呼び出すと、均一した分布で一連の乱数が生成され
     ます。


注意事項

     lcrans (3m) を参照してください。

     乱数の範囲は 0.0 を含み、1.0 は含みません。このアルゴリズ ム
     は、 乗 算合同型を採用した一般乱数ジェネレータです。通常、 i
     の値は呼び出し側プログラムの実行中に一度だけ設定されます。 i
     の 初 期値には、大きな奇数の整数を設定するようにします。 ran
     を呼び出すたびに、次々に別の乱数が得られます。

     呼び出し側プログラムを実行するたびに異なる乱数のシーケンスを
     得 たい場合には、実行ごとに異なる初期値を引数 i に設定しなけ
     ればなりません。

     使用法:
       real  r, ran
       integer*4 i
       i = ...
            ...
       r = ran(i)

     例:
     demo% cat ran1.f
     * ran1.f         <-- Generate random numbers.
          integer*4 i, n
          real r(10)
          i = 760013
          do n = 1, 10
               r(n) = ran ( i )
          end do
          write ( *, "( 5 f11.6 )" ) r
          end
     demo% f77  -silent  ran1.f
     demo% a.out
        0.222058 0.299851 0.390777 0.607055 0.653188
        0.060174 0.149466 0.444353 0.002982 0.976519

     demo%


ファイル

     libfui.a


関連事項

     『数値計算ガイド』中の lcrans、 addrans、 shufrans