マニュアルページ dbxrc.4




名前

     dbxrc, .dbxrc - dbx へのコマンド


機能説明

     dbx の起動時に実行される dbx コマンドが入っています。主 に、
     別 名と ksh 機能の定義、dbxenv 変数の設定、および GUI ボタン
     の定義に使用されます。

     dbx は、まず .dbxrc を現作業ディレクトリで探します。  .dbxrc
     が 現 作 業ディレクトリに存在しない場合、 dbx は、ユーザーの
     ホームディレクトリを探します。 .dbxrc ファイルが見つからない
     場合は、 .dbxinit を同じ順序で検索します。

     .dbxrc ファイルは、 dbx を構成するために使用してください。


使用法

     dbx コマンドの詳細については、 dbx(1) マニュアルページを参照
     してください。


使用例

     次に、 dbx を使用する Fortran ユーザーの .dbxrc ファイルの例
     を示します。

          dbxenv stack_max_size 10
          dbxenv output_base 16
          catch FPE

     dbx コマンドの help .dbxrc の出力を .dbxrc の初期ファイル と
     して使用することができます。たとえば次のように実行します。

          (dbx) help dbxrc > .dbxrc

     help dbxrc で、多くの便利な ksh 機能の説明を参照することがで
     きます。


関連項目

     dbx(1)


注意事項

     dbx の初期のバージョンを利用しているユーザーは、 .dbxrc ファ
     イルでブレークポイントを設定している場合があります。モジュー
     ルと自動読み込み機能によって、現バージョンの dbx は、 .dbxrc
     をシンボルテーブル情報の前に読み込みます。

     これを回避するには、ブレークポイントを設定する別のファイルを
     作成し、それを source するような別名を .dbxrc ファイルに記述
     してください。こうしておけば、 dbx の起動が終わった直後に 別
     名 を 呼び出すだけで、ブレークポイントを設定することができま
     す。