シェルウィジェット

シェルウィジェットは、ウィジェット階層と Motif ウィンドウマネージャとの間のインタフェースを形成します。

Motif には、さまざまな種類のシェルウィジェットがあります。 これらのシェルウィジェットは、X-Designerではウィジェットパレット上部にある 4 つの項目に分類されています。

すべての X-Designer デザイン階層は、ルートとして 1 つのシェルウィジェットを持っている必要があります。

シェルウィジェットは、シェルリソースパネルを使用して、セッション、アプリケーション、最上位、またはダイアログシェルとして構成することができます。 X11R6 以上の場合、セッションシェルがメインアプリケーションウィンドウとして使用されます。これより前のバージョンの X11 では、アプリケーションシェルを使用します。 X11R6 の場合、アプリケーションシェルは推奨されません。 ダイアログシェルは通常、アプリケーションシェルやセッションシェルにおいて実行されたアクションの結果として呼び出されるダイアログボックスです。 これらシェルの性質はアプリケーションシェル よりも表示される時間が短いため、アプリケーションシェルやセッションシェルが閉じられた場合には、関連するすべてのダイアログシェルが消去されます。 最上位シェルは、個別にアイコン化できるという点ではアプリケーションシェルとセッションシェルに似ています。 ダイアログシェルは独立してアイコン化することはできません。

シェルウィジェットは、子を 1 個だけ持つことができます。 子にはどのような種類のウィジェットでも指定することができます。

シェルウィジェットの詳細については、OSF/Motif プログラマーズ・リファレンスの XmDialogShell(3X)、TopLevelShell(3X)、SesshionShell(3X) および ApplicationShell(3X) を参照してください。

注意

シェルウィジェットは、子が追加されるまでは X-Designer デザインウィンドウとして可視状態にはなりません。 それらはすべてダイアログシェルとして表示されますが、生成コードが正しい種類のシェルを作成します。

シェルウィジェットはどのようなウィジェットも子として持つことができますが、シェルウィジェットの動作の多くは子がブリテンボードまたは関連するウィジェットであるという仮定に基づいています。

関連項目: