「Java 生成オプション」ダイアログを使用すると、Java コード生成に関連する次の 4 つの領域を制御することができます。
アプリケーションまたはアプレット
デフォルトでは、X-Designer はデザインからアプリケーションを生成します。アプレットを生成したい場合は、オプションメニューから適切なオプションを選択します。「アプレット」を選択した場合、生成されたメインコードファイルには、アプリケーションを HTML ブラウザ内部で実行できるようにする特殊コードが組み込まれます。
基底クラスの変更
メインコードファイルには、デザインを効果的にリンクできるクラスが 1 つ含まれます。このクラスの名前は、「コードオプション」ダイアログでアプリケーション・クラスとして指定した名前 (あるいは、デフォルトの XApplication) になります。このクラスは、「基底クラス」というラベルの付いたテキストボックスに名前を入力することにより、他のクラスから拡張することができます。アプリケーションを生成するときに基底クラスを指定しなかった場合、そのアプリケーション・クラスは拡張されません。アプレットを生成するときに基底クラスを指定しなかった場合、デフォルトとして Java クラス「アプレット」が使用されます。
特定バージョン用コードの生成
このオプションを使用すると、Java 1.0.x、Java 1.1、Java 1.2/3 (Swing)、および Java 1.4 (Swing) のうち、どのコードを生成するかを選択できます。コマンド行からコードを生成するときは、最後に選択されていたバージョンが使用されます。 選択されていない場合は、デフォルトの「Java 1.2/3」が使用されます。
GIF の使用
ダイアログの GIF オプションセクションには、アプリケーションとアプレットのどちらを生成するかによって、2 種類のフォームのうちの 1 つが採用されます。 どちらの場合も、セクションの最上部に「Use GIFs」というラベルの付いたトグルが表示されます。このトグルが選択されない場合、このセクションの残りのフィールドは選択不可になります。選択した状態でアプリケーションを生成するときは、ピックスマップオブジェクト用に生成されるコードは、すべてのピックスマップが別々の GIF ファイルに保存されていることを前提として生成されます。「Use GIFs」トグルが設定されていない場合、ピックスマップオブジェクトは整数の配列として ApplicationClassNamePixmapObjects.java という名前のファイルに保存されます。「Use GIFs」トグルが設定されている場合、そのファイルには GIF ファイルを読み込むためのコードが組み込まれます。さらにこの場合は、Java コードファイルのリストに特殊ファイルが追加されます。このファイルはプロパティファイルで、ApplicationClassNameProperties という名前が付けられます。このファイルでは、次のようにして GIF が参照されます。
ApplicationClassName.ApplicationImagesName.PixmapObjectName上記の中で、"ApplicationImagesName" は、このダイアログの GIF オプションセクションにあるテキストフィールドに入力された値です。たとえば、デフォルトのアプリケーション・クラス名である XApplication を使用していて、"TreeIcon" という名前のピックスマップオブジェクトを作成し、テキストフィールドに "MyApplicationImages" という値を入力していた場合、TreeIcon ピックスマップのプロパティ名は、次のようになります。
XApplication.MyApplicationImages.TreeIconさらに、他にも "LeafIcon" という名前のピックスマップオブジェクトがある場合、プロパティ名は、次のようになります。
XApplication.MyApplicationImages.LeafIcon
「Use GIFs」トグルを設定してアプレットを生成している場合、ダイアログの GIF セクションにはテキストボックスが組み込まれます。 そこには、GIF イメージコピーが存在するディレクトリ (文書ベースとの相対) を指定することができます。
アプリケーションまたはアプレットに GIF を使用する場合、GIF ファイルを作成する必要があります。X-Designer では、1 回の処理ですべてのピックスマップオブジェクト用の XPM ファイルを生成できるようにしています。この処理を行うには、「生成」ダイアログの「ピックスマップ」ページを表示します。このページには、使用するデザイン内のピックスマップオブジェクトのリストが表示されます。「生成」を押すと、各オブジェクト用に XPM ファイルが作成され、PixmapObjectName.xpm という名前が付けられます。 XPM2 と XPM3 のどちらのフォーマットで生成するかを選択できます。一度 XPM ファイルを作成してから、pbm ライブラリの変換ユーティリティプログラムを使用してそれを GIF ファイルに変換すると、UNIX で分散されます。
パッケージの指定
「Java 生成オプション」ダイアログの最後のセクションには、パッケージの名前を指定できるテキスト領域があります。パッケージは、クラスがすべてバンドルされたグループのことです。パッケージとしてクラスを生成する方法を選択した場合、メインコードファイルにそれをインポートするためのステートメントが含まれます。
注意 - パッケージの命名と編成に関しては、従わなければならない制約があります。この制約の詳細については、Java のマニュアルを参照してください。
関連項目: