Windows モード

X-Designer は、次のアプリケーションリソースが設定されている場合には Windowsモードで実行することができます。

xdesigner.windows true

または、-windows フラグを使用して X-Designer を起動した場合にも Windows モードとなります。

Windows モードでは、デザインの Windows 準拠が検査されます。通常は、X-Designer で非準拠のデザインを作成することはできませんが、古いデザインの読み出し、あるいはカット&ペーストにより、準拠不良が発生することがあります。準拠不良は、準拠不良ダイアログに報告されます。

Windows モードでは、Windows 上で実行するための Microsoft Foundation Classes のコードを生成することができます。

Windows モードで実行する場合は、必然的にいくつかの制限を伴います。Windows 上では使用できないウィジェットを選択できないように、ウィジェットパレットに制約が課せられます。また、Windows 上での実装が異なるウィジェットは、クラスにしたり、リンクの宛て先にすることはできません。

Windows 上で何の効果もないリソースは、リソースパネル上でピンク色で表示されます。この色は、アプリケーションのリソースファイルで変更することができます。Windows 上で効果を持たないリソースの設定を行うことはできますが、それらの設定は Motif 上でしか機能しません。

Windows 上では、オブジェクトとして割り当てられていないウィジェットもあります。これらのウィジェットはデザイン内には表示されますが、オブジェクトではありません。例として、メニューウィジェット内のプッシュボタンウィジェットが挙げられます。Windows では、これらは単にメニューの中の 1 項目(メニューの属性) として扱われ、オブジェクトとしては識別されません。このようなウィジェットは、変数名フィールドにピンク色で示されます。

関連項目: