カスタマイズダイアログ

「コールバック」ダイアログで「thin クライアント」または「インターネット」用のスマートコードのスタイルを選択して「カスタマイズ」ボタンを押すと、「カスタマイズ」ダイアログが表示されます。

このダイアログは、「スタイル」オプションメニューから「thin クライアント」を選択した場合と「インターネット」を選択した場合では、内容が若干異なります。

このダイアログを使用して、サーバーとの間でデータを送受信する方法を指定できます。このダイアログには 2 つの主要な領域があります。

  1. インターネット接続

  2. プロキシや URL など、ネットワーク接続の詳細

  3. カスタム・データ・ハンドラ
X-Designer によって提供されるルーチンではなく、ネットワークを介する通信のために使用するルーチンの名前。 1. インターネット接続

X-Designer は、このセクションの情報を使用して、ネットワークを介してリンクを確立するためのコードを生成します。このダイアログに含まれるフィールドは次のとおりです。

  1. プロキシ・ホスト

  2. これは、ファイアウォールの保護下にある場合にだけ必要になります。これはコンピュータとインターネットの間にあるコンジットの名前です。

  3. プロキシ・ポート

  4. これは、ファイアウォールの保護下にある場合にだけ必要になります。これはプロキシ・ホストで使用するポート番号です。

  5. URL

  6. これは、ダイアログ内で記入の必要な唯一のフィールドです。これは、ドキュメントの場所と検索の手段を記述する文字列です。この「ドキュメント」の内容は、(上述のように) 選択した通信方法によって決まります。送信と受信を選択した場合には、おそらく URL はサーバー側のアプリケーションである CGI プログラムを指定します。送信だけを選択した場合には、URL は完全に別個のリモートサーバーの名前となり、そこからは何らかの受信通知だけを期待できます。受信だけを選択した場合には、おそらく URL は完全に別個のリモートサーバー (またはそのサーバー上のファイル) を指定し、そこからは特定フォーマットのデータを期待できます。

    URL は、確立された WWW プロトコルの一部です。

  7. 照会データ

  8. これは照会文字列です。URL 内に疑問符 (?) が現われた場合には、その残りの部分は、ドキュメントやその内容を照合するための、検索エンジンによって要求されるアルゴリズムであるとみなされます。この文字列の解釈はサーバーに依存します。X-Designer は疑問符文字を付加してから、その照会文字列を URL に付加します。

  9. サーバーにプッシュ

  10. これはトグルです。これを選択すると、サーバーからの非同期入力を受け付ける準備ができたことが X-Designer に通知されます。
2. カスタム・データ・ハンドラ

「カスタマイズ」ダイアログの「カスタム・データ・ハンドラ」領域には、以下のデフォルトルーチンを無効にするオプションがあります。

  1. 送信: サーバーにデータを送信するルーチンです。
  2. 受信: サーバーからのデータを受信するルーチンです。
  3. バンドデータの範囲外: サーバーから返される予期しない型のデータを処理するルーチンです。
送信ハンドラまたは受信ハンドラのテキストフィールドを空のままで残すと、X-Designer はデフォルトルーチンを生成します。バンドデータの範囲外ハンドラの場合には、デフォルトルーチンの名前がテキストフィールドに表示されます。これらのデフォルトが提供する基本的な機能により、独自のハンドラをすぐに提供しなくても、実際に役立つクライアント-サーバーアプリケーションを作成できます。

関連項目: