ウィジェットパレットは、X-Designer メインウィンドウの左にある領域です。パレット内の各項目は、標準 Motif ウィジェットまたはパレットに追加されたユーザー定義ウィジェット (ウィジェット定義を参照) を表わしています。
パレット上部には、現在のダイアログとウィンドウマネージャとの間でさまざまなインタフェースとして動作する「シェル」ウィジェットがあります。
シェルの下には、ダイアログ構造があります。 ダイアログ構造は、「ファイル選択」、「プロンプト」、「メッセージ」ユーティリティといったダイアログを形成する Motif 構成要素です。
パレットの第 3 セクションには、「コンテナ (マネージャ)」ウィジェットがあります。これらは、子ウィジェットになんらかのレイアウト方針を強制するウィジェットです。パレットのこのセクション内のすべてのウィジェットは、追加の子をサポートしています。
コンテナウィジェットの下には、「コントロール (プリミティブ)」ウィジェットがあります。これらは、基礎的な構築ブロックを提供するウィジェットです。一般には、このウィジェットはユーザー指定の子ウィジェットの追加をサポートしませんが、 Motif 2.1 のスピンボックスおよび「スケール」ウィジェットの 2 つは例外です。
「コントロール」ウィジェットの下には、「Java レイアウト」構成要素があります。
Java ウィジェットの下には、パレットに追加されたすべてのユーザー定義ウィジェットがあります。
Windows モードの場合は、パレット上に存在するウィジェットが少なくなります。 これは、Motif ウィジェットには、Windows 上で対応するウィジェットが存在しないためです。
パレットからウィジェットを選択すると、現在選択されているウィジェットの子としてダイアログにウィジェットのインスタンスが新しく追加されます。ただし、シェルウィジェットは例外であり、これを選択した場合にはデザインに新しいダイアログが追加されます。
グレー表示されているウィジェットは、現在選択されているウィジェットの子として使用することはできません。無効な Motif デザインを作成することがないように、これらのウィジェットは、使用不可能になっています。
パレット内のアイコンの意味がわからない場合は、X-Designer メインウィンドウの右上の「ヘルプ」メニュー、「ウィジェットパレット」 を選択すると、パレット内の各項目についての説明が参照できます。
注意
パレット上には、いくつかのコンポジットウィジェットがあります。ダイアログデザインにコンポジットウィジェットを追加した場合、実際には副階層全体が追加されたことになります。この副階層は、ユーザー独自のウィジェットを任意に追加または削除する以外には、構造の変更を行うことはできません。しかし、副階層の任意のウィジェットに対してリソースを設定することができます。
関連項目: