グリッドバッグウィジェットリソース

グリッドバッグはそれ自身のリソ−スをもたず、子のコンストレイントリソ−スを使って配置を決めます。

コンストレイントダイアログの最上部には 2 つのオプションが表示されます。セル配置リソースでは、配置対象の複数のセル内でウィジェットを配置したい位置を、「北」、「南」、「東」、「西」、「北東」、「北西」、「南東」、「南西」、「中央」のいずれかで指定します。セル充填リソースでは、配置対象の複数のセルを対象に、その複数のセル全体の大きさにウィジェットを拡大するかどうかを指定します。「水平」を選択すると、複数の列全体に拡大されます。「垂直」を選択すると、複数の行全体に拡大されます。「両方」を選択すると、複数の行と列全体に拡大されます。「なし」オプションを選択すると、ウィジェットは元の大きさのままで、セル配置リソースで指定した位置に配置されます。

行と列のリソースを使用すると、選択したウィジェットをグリッド内のどこに表示するかを指定できます。一方、これと似た名前の行数と列数のリソースでは、そのウィジェットが占める行と列の数を指定します。この場合、ウィジェットは指定の行数と列数全体には拡大されません。そのふるまいは、後述するセル充填リソースでコントロールされます。「行数」と「列数」のテキストボックスに入力できる値には、「特別な」値が 2 つあります

  1. 「列数」または「行数」のテキストボックスに 0 の値を入力すると、ウィジェットが現在の位置から端にある行または列までの大きさに拡大されます。
  2. 「列」または「行」のテキストボックスに -1 の値を入力すると、新しいウィジェットは、既存のウィジェットの垂直方向または水平方向に隣接して配置されます。

行の重みリソースと列の重みリソースは、リサイズ方針を表します。これについては、下の「グリッドバッグの大きさの変更」に説明があります。

パディング X リソースとパディング Y リソースではそれぞれ、コンポーネントの最小サイズ(水平側、垂直側) に追加する内部パディングの量を指定します。

外部パディングリソース (左、右、下、上) では、選択したウィジェットの各側に表示するマージンを指定します。

グリッドバッグの大きさの変更

グリッドバッグの子のコンストレイントダイアログには、行の重みリソースと列の重みリソースが表示されます。これらのリソースでは、グリッドバッグ をリサイズしたときの行と列のリサイズのしかたに作用します。グリッドバッグ の子ウィジェットごとに 行の重みと 列の重みを指定することもできますが、グリッドバッグは、各行と各列における最大値を検索し、その数値を行または列全体の計算に使用します。そのため、ウィジェットごとに重みを設定する必要はありません。各行または列にある 1 つのウィジェットに設定すれば済みます。

関連項目: