X ビジュアルダイアログ

X ビジュアルダイアログでは、アプリケーションのビジュアルとカラーマップの優先特性を指定できます。

このダイアログの最初のテキストフィールドにカラーマップ名を指定すると、X-Designer がアプリケーションコード内にカラーマップ変数を宣言し、この変数を使用してアプリケーションのメインモジュールにプライベートカラーマップを割り当てます。このプライベートカラーマップは、生成デザイン内のすべてのダイアログに適用されます。 指定する名前としては、有効な C 変数名を使用してください。

「ビジュアル」ダイアログのオプションメニューにより、アプリケーションのビジュアルクラスと深さの優先特性を指定できます。X-Designer は、仕様を満たそうとするメインモジュールにコードを生成します。たとえば、優先する深さだけを指定したとすると、X-Designer は最適のビジュアルを見つけるコードを生成します。優先するビジュアルクラスだけを指定したとすると、X-Designer は最大の深さを持つ指定クラスのビジュアルを見つけるコードを生成します。このタスクに対して X-Designer が生成する変数名は、2 番目のテキストフィールドで設定できます。変数名だけを指定した場合には、X-Designer は、サポートされているビジュアルクラスの中で最大の深さのものを見つけるコードを生成します。 いずれの場合も、要求されたビジュアルクラスが見つからないときには、生成コードは、サポートされているビジュアルクラスの中からサポートされている深さで最大のものを探し出します。確定されたビジュアル構造体は、デザイン内の生成ダイアログシェルすべてに適用されます。デフォルト変数名は、"visual" です。

ビジュアルとカラーマップの両方の情報を指定した場合、アプリケーションのカラーマップは検索されたビジュアルに基づいて決定されます。

XCopyColormapAndFree(3X)、XGetVisualInfo(3X)、XDefaultVisual(3X) の詳細については、X マニュアルを参照してください。

関連項目: