Motif 2.0 で導入されたスピンボックスウィジェットは、任意のテキストフィールドの 子に関連づけられた値セットを回転する、汎用コンストレイント・マネージャです。 このウィジェットは、現在の入力フォーカスを持つテキストフィールドの子の値を増やしたり減らしたりする 1 組の矢印ボタンを備えています。
スピンボックスがテキストフィールドの子そのものを提供することはありません。テキストフィールドの子は、プログラマが追加する必要があります。
テキストフィールドに対応する値セットは、コンストレイント・リソースによって指定します。 テキストフィールドの子には、数値と文字列ベースの 2 種類があります。 数値テキストフィールドの場合、増分値とともに上限と下限を設定することによって、値の範囲を指定します。 スピンボックスの矢印を押すと、現在のテキストフィールド値が増分値だけ変更されます。 文字列ベースのテキストフィールドの場合、複合文字列の配列によって値セットを指定します。
スピンボックスはテキストフィールドだけでなくさまざまな型の子を受け付けるので、ラベルを追加して追加情報をユーザーに提供できます。 スピンボックスは、横方向の一列にその子すべてをレイアウトします。
スピンボックスウィジェットの詳細については、『OSF/Motif プログラマーズ・リファレンス』の XmSpinBox(3X) を参照してください。
関連項目: