Motif 2.0 で導入されたコンテナウィジェットは、ツールキットの MVC (Model/View/Controller) 構成要素に似ています。
このウィジェットはアプリケーションオブジェクトを多種多様なスタイルでレイアウトし、これらのオブジェクトの選択を制御します。 アプリケーションオブジェクト自体は、アイコンガジェット構成要素によって絵入りで表示されます。コンテナは、その子であるアイコンガジェットのレイアウトと選択のメカニズムを提供します。
コンテナは、ツリー (アウトライナー) スタイル、グリッドスタイル、フリーフォーマットの空間スタイルという、3 種類のレイアウトスタイルをサポートします。 スタイルを動的に変更し、アプリケーションオブジェクトを別のビューで表示することができます。
コンテナによって定義されているコンストレイント・リソースを使用すれば、各アイコンガジェットを任意のデータと関連づけることができます。 追加データのことを「詳細」と呼びます。関連づけられているアイコンガジェットと整合した状態で表形式で詳細が表示されるようにするための子のレイアウト方法をコンテナは把握しています。 詳細とは、表示されているアプリケーションオブジェクトに関する追加情報をユーザーに提示するため要求に応じて表示されるアプリケーション属性である、と考えることができます。
コンテナウィジェットの詳細については、『OSF/Motif プログラマーズ・リファレンス』の XmContainer(3X) を参照してください。
関連項目: