ウィジェットおよび変数名

X-Designer 構成領域の上には、ウィジェット名および変数名というラベルの付いた 2 個のフィールドがあります。

ウィジェット名

ウィジェット名は、X ウィンドウシステムがウィジェットを認識する名前です。この名前により、X リソースデータベースから、ウィジェットに固有のリソースが呼び出されます。

ウィジェット名は、唯一のものである必要がないという点で、変数名とは異なります。ユーザーは、ウィジェット名を共有させることにより、共通のリソースを使用する論理的クラスやオブジェクトのグループを作成することができます。したがって、リソースデータベース内で単一のリソースを設定または変更する場合には、名前を共有するすべてのウィジェットにそのリソースが適用されることになります。

変数名

変数名は、生成されたソースコード内でウィジェットを識別するために使用する名前であり、ウィジェットの変数識別子です。ウィジェット階層内のすべてのウィジェットは、X-Designer 内で指定される固有の変数名を持っていなければいけません。デフォルトでは、X-Designer は、ウィジェットが作成されるに従って、自動的に変数名 (widget1, widget2, ...) を割り当てています。ユーザーが名前を変更しない限り、この名前が生成コード内でのウィジェットに対する変数となります。

注意

アプリケーションコード内のウィジェットおよびコールバックを明示的に呼び出す場合は、独自の変数名を提供してください。

関連項目: