X-Designer 捕獲 インタフェースの使用方法

X-Designer 捕獲 インタフェースの使用方法


「ツール」メニューから「 X-Designer 捕獲」を選択すると「捕獲/再現」ダイアログが表示されます。「実行可能ファイル」というラベルが付いたボタンの横にあるテキストボックスに、捕獲する Motif アプリケーションの名前を入力します。また、このアプリケーションに渡す引数を入力できるテキストボックスもあります。

「了解」ボタンを押すと、指定された実行ファイルが PATH 変数に設定された実行パスの中にあるかどうか検索されます。このファイルがパス中にない場合、またはアプリケーションのある場所が分からない場合は、「実行可能ファイル」というラベルが付いたボタンを押します。これによって、第 2 のスクロールリストを含むファイル選択ボックスが表示されます。各スクロールリストには、パスに含まれるディレクトリが表示されます。ただし、このパスは X-Designer によって設定されたものであるため、 X-Designer に必要な特別なディレクトリを含んでいる場合があります。パスは、 X-Designer の終了時には実行前と同じ状態になっています。「パス」スクロールリストからディレクトリを選択すると、そのディレクトリ内のファイルがすべて「ファイル」というラベルが付いたスクロールリストに表示されます。

また、「 X-Designer 捕獲」ダイアログはコマンド行からも実行することができます。

「 X-Designer 捕獲」ダイアログには、 X-Designer 捕獲機能用と X-Designer 再現機能用の 2 つのページがあります。ページを切り替えるには、「ページ」というラベルが付いたオプションメニューから「捕獲」と「再現」のどちらかを選択します。

「シェル」というテキストの右側に、アプリケーションで現在有効なシェルの名前が表示されています。このシェルが、「捕獲」ボタンを押すと捕獲されるシェルです。「捕獲」ボタンの下の領域には、現作業ディレクトリにある捕獲されたシェルが表示されています。

捕獲したシェルの保存およびアクセス

デフォルトでは、アプリケーションを捕獲すると、捕獲されたデザインを含むファイルが名前のない一時ディレクトリに保存されます。


注 - 一時ディレクトリおよびその保存内容は、 X-Designer 捕獲機能を終了すると自動的に削除されます。作成した内容を保存したい場合は、名前を持ったディレクトリで作業してください (以降の内容を参照)。

X-Designer 捕獲機能の「ディレクトリ」メニューの「別名保存」オプションを使用して、現作業ディレクトリに新しい名前を付けて保存します。

ディレクトリを展開すると、ダイアログにはそのディレクトリに含まれる捕獲されたデザインがすべて表示されます。捕獲されたデザインは、捕獲されたシェルの縮小表示として表示されます。

「編集」メニューの操作を使用すると、あるディレクトリでカットまたはコピーしたデザインを別のディレクトリにペーストすることができます。「消去」コマンドを選択すると、選択したデザインが削除されます。

規約により、捕獲されたデザインには「.xd」というファイル名の接尾辞を付けます。ただし、この接尾辞は「 X-Designer 捕獲」ダイアログには表示されません。


注 - 捕獲された各ダイアログデザインに対して .xpm ファイルが 1 つ作成されます。このファイルは、 X-Designer 捕獲機能がウィンドウ保持領域にダイアログの縮小表示を行うために使用されます。

関連項目: