リンクは、ボタンが押された場合に実行されるインタフェースアクションであり、インタフェース動作のプロトタイプ作成に使用することもできます。
リンクアクションには、表示、有効化、無効化そして使用不可能の 4 種類があります。ボタンから個々のウィジェットまたは他のダイアログにリンクを作成することができます。
例として、「カット」と「ペースト」ボタンが存在すると仮定します。「カット」ボタンが押された場合に「ペースト」ボタンを使用できるようにする「有効化」リンクを追加することができます。
また、「表示」リンクを追加して、画面上にダイアログを表示させることもできます。
ボタンには多数のリンクを持たせることができます。したがって上記の例で、ボタンを押した結果として、ペーストボタンと 2 次ダイアログの両方を使用可能にして表示させることもできます。
Windows モードにおいて、宛て先ウィジェットが Windows 上のオブジェクトにマップできない場合には、追加ボタンはピンク色になります。この場合でもリンクを追加することはできますが、そのリンクは Motif にのみ有効となります。リンクのリストにあるエントリがピンク色である場合には、Motifにのみ有効であることを示します。宛て先ウィジェットをクラスにする(可能である場合) 、あるいは Windows 上のオブジェクトである別のウィジェット(フレームなど) 内にウィジェットを入れると、ピンク色の表示を克服することができます。
リンク編集ダイアログを使用すると、上記のようなリンクを追加することができます。このダイアログは、X-Designer メインウィンドウ上部のウィジェットメニュー内にある「リンク編集」オプションを押すと、呼び出すことができます。
注意
残念ながら、Motif では、カスケードボタンからそのボタンの祖先へのようなリンクを作成すると、アプリケーションがクラッシュしてしまいます。このため、X-Designer では祖先リンクを作成することを禁止しています。
関連項目: