X-Designer Capture機能を使用すると、実行中の Motif アプリケーションからダイアログを捕獲し、それらのダイアログを X-Designer にドラッグすることができます。アプリケーションが X-Designer を使用してデザインされたかどうかにかかわらず、X-Designer Capture機能はアプリケーションのデザインの .xd ファイルを作成することができます。X-Designer Capture機能は、「ツール」メニューから使用できます。 また、コマンド行から使用することもできます。
X-Designer Capture機能が正しく動作するためには、捕獲したい Motif アプリケーションが Xt ライブラリ (libXt) と動的にリンクしている必要があります。多くの UNIX 実装上では、アプリケーションと libXt とのリンクが動的か静的かを調べるには、次のようにします。
ldd AnApplication
出力に libXt に関する内容がある場合は、そのアプリケーションは Xt ライブラリと動的にリンクしており、@CAPTRUENAME@機能で使用することができます。出力にライブラリがない場合は、アプリケーションは Xt ライブラリと静的リンクしている可能性があります。 Sun WorkShop Visual 捕獲機能を使用するには、アプリケーションを Xt 共有ライブラリに再度リンクする必要あります。X-Designer Capture機能は完全に透過的で、アプリケーションのパフォーマンスにも動作にも影響しません。
「ツール」メニューから「X-Designer Capture」を選択すると「捕獲/再現」ダイアログが表示されます。 「実行可能ファイル」というラベルが付いたボタンの横にあるテキストボックスに、捕獲する Motif アプリケーションの名前を入力します。また、このアプリケーションに引き渡す引数を入力できるテキストボックスもあります。
関連項目: