選択ボックスは、ブリテンボードを基礎としているコンポジットウィジェットです。項目のリストからの選択、あるいは項目の直接入力によるユーザーからの入力項目を検索するための手段を提供します。
リストから項目が選択された場合は、その項目は自動的に選択ボックステキスト編集ウィンドウ内に表示されます。
「了解」ボタンが押されるまでは、アクションは一切行われません。
選択ボックスに含まれている「適用」ボタンは、選択ボックスがダイアログ・シェルの子ではない場合にアンマネージされるように作成されています。このボタンは、必要に応じてマネージされます (コアリソースパネルのマネージトグルを使用する)。
ファイル選択、コマンドおよび選択プロンプトは、関連オブジェクトであり、共通のソースを共有します。
詳しくは、OSF/Motif プログラマーズ・リファレンスの XmSelectionBox(3X) を参照してください。
注意
Motif 1.1 では、追加機能を提供するために、選択ボックスには 1 個の作業領域の子を追加することができました。Motif 1.2 では、さらにメニューバーウィジェットと複数のプッシュボタンの子を追加することもできます。
選択ボックス内に組み込まれているボタンはガジェットであるため、選択時に強調表示されません。
ヒント
選択ボックス内のボタンのラベルを変更する場合には、各ボタンに対するリソースパネルにおいてではなく、選択ボックスリソースパネル (ラベルページ) で変更を行います。
登録されている入力されたコマンドおよび変更されたコマンドコールバック内のコマンド入力テキストウィジェットに XmTextGetString(3X) を適用することによって、コマンド文字列の値を獲得することはできません。ただし、これらの関数に渡されたコールバック固有のデータからこの情報を得ることができます。
関連項目: