Motif 2.1 で導入された単純スピンボックスは、スピンボックスウィジェットが派生したものです。 スピンボックスウィジェットとは違って単純スピンボックスウィジェットは汎用マネージャではないので、子を直接追加しないでください。 その代わり、このウィジェットは、子であるテキストフィールドウィジェットを 1 つ持つスピンボックスに関する通常の要件を満たしています。単純スピンボックスは、プログラマに代わってテキストフィールドを自動作成します。
スピンボックスのテキストフィールドに対応する値範囲は、通常の場合、コンストレイント・リソースによって指定します。 この指定方法は依然として可能ですが、単純スピンボックスはミラーと呼ばれるものを備えているので、リソースをスピンボックスに直接適用することによって、1 つの組み込みテキストフィールドの子に対応する値範囲を指定できます。
単純スピンボックスウィジェットの詳細については、『OSF/Motif プログラマーズ・リファレンス』の XmSimpleSpinBox(3X) を参照してください。
関連項目: