Motif 2.0 で導入されたコンボボックスウィジェットは、テキストフィールドの直接編集とポップアップリストの便利さを組み合わせたものです。 コンボボックスには、通常のコンボボックス、ドロップダウンコンボボックス、およびドロップダウンリストの 3 種類があります。
通常のコンボボックスは、すぐ下に常時表示リストが付いたテキストフィールドとして表示されます。 ユーザーは、テキストフィールドに直接入力してもよいし、リスト項目を選択することもできます。
ドロップダウンコンボボックスでもテキストフィールドが表示されますが、すぐ下に常時表示リストはありません。 その代わりとして、必要に応じて項目リストを表示するための矢印ボタンが付いています。
ドロップダウンリストの外観はドロップダウンコンボボックスと同じですが、ユーザーがテキストフィールドを直接編集することはできず、ポップアップリストから項目を明示的に選択することによってウィジェットに新しい値を指定しなければなりません。
デフォルトタイプの Motif コンボボックスは、ポップアップリストではなく常時表示リストが付いているコンボボックスです。 これは通常の場合に必要な機能ではないので、まちがいであるとみなされています。 このため、X-Designer はツールキット動作をオーバーライドし、デフォルトとしてドロップダウンコンボボックスを提示します。
コンボボックスウィジェットの詳細については、『OSF/Motif プログラマーズ・リファレンス』の XmComboBox(3X) を参照してください。
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