スクロールウィンドウウィジェット

スクロールウィンドウウィジェットは、大きすぎて一度に表示することができないデータ上に、論理的ビューポイントを提供するために使用されます。このウィジェットは、2 個のスクロールバーと表示されるデータを含んでいる別のウィジェット上のウィンドウで構成されるコンポジットウィジェットです。

スクロールウィンドウは、子ウィジェットを 1 つ持つことができます。子にはメインウィンドウを除く、どのような種類のウィジェットも指定することができます。子ウィジェットは、データを含んでいるものとします。

詳しくは、OSF/Motif プログラマーズ・リファレンスの XmScrolledWindow(3X) を参照してください。

ヒント

スクロールウィンドウの子をフォームまたはローカラムにして、その中にテーブルウィジェットの子を配置することにより、ウィジェットの表をスクロールするためにスクロールウィンドウを使用することができます。

Motif 1.2 には、スクロールウィンドウに対して新しく定義されたコールバックである「隠れたものも走査」コールバックがあります。このコールバックは、ユーザーがキーボードを使用して、現在スクロールウィンドウビューポイント内に表示されていないウィジェットも走査しようとする場合に呼び出されます。

組み込まれている Motif スクロールテキストおよびスクロールリストオブジェクトを使用する方が、類似した機能を独自に実装するよりも簡単です。

スクロール方針リソースが、「アプリケーションにより設定」に設定されている場合には、スクロールウィンドウの子であるスクロールバーウィジェットの作成は、アプリケーションに依存します。しかし、ユーザーが何らかのリソース、コールバック、またはスクロールウィンドウの子であるスクロールバーの変数名を指定した場合には、X-Designer はこれを自動的に実行します。

関連項目: