最近の Linux 2.2 カーネルは、 ビルドバラメータ とパラメータ構文が Linux のバージョン 2.4 カーネルと同じになっています。
初期のカーネルに関しては、1997年 4月に出た Linux Journal の36号にある、Francesco Conti が書いた 記事 を参照して下さい。 [1]
この記事にはカーネルにあてるパッチがいくつか載っていました。 以下に略記したように、 シリアルポートで利用できる速度範囲を広げるために、 このパッチは拡張しました。
/usr/src/linux/drivers/char/console.c の先頭で、 #defines を二つ追加して、 シリアルコンソールを使うようにしてください。
あるいは、ttyS1 を使う場合は、次の行を追加してください。
カーネルは、シリアルリンクの速度を 9600bps に想定しています。 別のビットレートを使うつもりなら、次の 2 行を探してください。
そして、 0x0c を Table 10-1 に載っている値の中の一つに変えて下さい。
Table 10-1. IBM-PC/AT のシリアルポートのビットレートと、 そのビットクロックの除数
| ビットレート | 除数 |
|---|---|
| 115200bps | 0x01 |
| 57600bps | 0x02 |
| 38400bps | 0x03 |
| 19200bps | 0x06 |
| 9600bps | 0x0c |
| 4800bps | 0x18 |
| 2400bps | 0x30 |
| 1200bps | 0x60 |
| [1] | 訳注:この記事のタイトルは "Serial Terminal as Console" と なっています。URL は若干違っていて、 "http://linuxjournal.com/article.php?sid=2040" になっているようです。 |