先ずは、「第1部 README.tcl」をお読み下さい。
スキャナドライバ・セットを下記の中から選んで下さい。
epson-ep_scan hp-hpscanpbm microtek-mtekscan mustek-mscan mustek-scanimage |
そしてその内容が、スキャナとドライバに適合するかをよく見て必要に応じて 変更して下さい。 スキャナドライバ・セットが見当たらないときは、自分でそれを書いて下さい。 ものすごく簡単ですから。
`maketkscan' を実行します。
スキャナドライバ・セットを選択するように促されます。番号を選ぶと選択し たスキャナドライバ用の `tkscan' スクリプトが作ら れます。
好きなところに `tkscan' をコピーし、 エンジョイして下さい。
tkscan を実行し、Help メニューのガイド、またはこの ドキュメントの 「第3部 GUIDE.tcl」をご覧下さい。
TkScan Version 0.8 の mtekscan 用プログラムにはバグがあり、そのままでは 動作しません。mtekscan 用に使用される方は、 microtek-mtekscan.tcl の以下 に示す箇所を修正して下さい。
(1) 58行目
(誤) set file "-o $c(tkscandir)/$file.pnm"
(正) set file "> $c(tkscandir)/$file.pnm"
(2) 59行目と60行目の間に下記のように if 文を2つ追加します。
foreach j {tx ty bx by} { set $j [pixelto inch [expr $s($j$i)-$s(o)]]}
if { $bx>8.499 } { set bx 8.499 }
if { $by>11.599 } { set by 11.599 }
set geometry "-f $tx $ty $bx $by"
(3) 70行目
(誤) if {$s(backtracking) == "no"} {append option " -B"}
(正) if {$s(backtrack) == "no"} {append option " -B"}
(4) 77行目: 下記のように修正します。(上は誤りで、下のように直す)
gamma { if {$s(gamma_support)==0} {append option " -G $s(gamma)}}
gamma { if {$s(gamma_support)==0} {append option " -G $s(gamma)"}} |
これは、伊佐治 哲さん <isaji@mxu.meshnet.or.jp>から頂いた情報です。
TkScan Version 0.8 の ep_scan 用プログラムにはバグがあり、そのままでは動作
しません。ep_scan 用に使用される方は、以下に示す箇所を修正して下さい。
(1) epson-ep_scan.tcl ファイルの53行目
(誤) set wd [expr $bx-$tx]
(正) set wd [expr int(($bx-$tx+8)/8)*8]
(2) epson-ep_scan.tcl ファイルの65行目 (上は誤りで、下のように直す)
gamma { if {$s(gamma_support)==0} {append option " -g $s(gamma)}}
gamma { if {$s(gamma_support)==0} {append option " -g $s(gamma)"}}
(3) initファイルの保存のために tkscan-lib.tcl の6行目
(誤) set file [open "$c(userconf)" w]
(正) set file [open $c(userconf) w] |
下記のようにすれば簡単に日本語化できます。但し、これには当然のことながら 日本語版の Tcl/Tk がインストールされていることが必要条件となります。
「第2部 インストール」に書いてある手順 で `maketkscan' を実行すると `tkscan' スクリプトが作られます(英語版)。この ` tkscan' は README.tcl や GUIDE.tcl を含むいくつかの *.tcl ファイルを 結合したものです。 スキャナの機種に依存する部分は機種ごとにファイルがあり、これらの一つ が選択されて結合されます。
(1) この `tkscan' を `tkscanJP' という名前でコピーします。
(2) 次に `tkscanJP' の先頭にある README.tcl と GUIDE.tcl に相当する
部分を以下のように日本語訳と置き換えます。
オリジナルの README.tcl は、ファイルの拡張子からわかるように Tcl
のファイルです。このファイルを見てみると最初の15行ぐらいのあと
set readme_tkscan "
という行の次から説明文が続いて、最終行に
"
だけの行があります。つまり readme_tkscan という変数に長〜い長〜
い何10行にもわたる文字列を代入しているのです。
従って、この " と " で囲まれた部分を、以下の日本語に翻訳したもの
「第1部 README.tcl」と置き換えるだけで良いのです。簡単でしょ?
(3) 同様に、GUIDE.tcl ファイルの方も4行目の
set usage_tkscan "
という行と、最終行の
"
の間の部分を「第3部 GUIDE.tcl」の日本語訳で置き換えます。
(4) これでとりあえず日本語版ができるわけですが、ヘルプのウィンドウの
幅が68文字になっているため各行が折り返して表示されてしまいます。
これを80文字にするには次のようにします。
オリジナル(結合前)の window-help.tcl というファイルに
readmeWindow と usageWindow という関数があって、その25行目と44
行目の -width 68 を 80 に変更すればよいのです。
14行目 proc readmeWindow {} {global readme_tkscan l
25行目 text .readme.u.t -width 68 -height 20 -font $l(f1) \
25行目 text .readme.u.t -width 80 -height 20 -font $l(f1) \
33行目 proc usageWindow {} {global usage_tkscan l
44行目 text .usage.u.t -width 68 -height 20 -font $l(f1) \
44行目 text .usage.u.t -width 80 -height 20 -font $l(f1) \
念のためオリジナルのファイルは修正せずに `tkscanJP' の900行目付近
(スキャナの機種によって異なる)の方を修正して下さい。 |