Copyright © 2000 by Telsa Gwynne and Eric Baudais
Copyright © 2001 by KAMAGASAKO Masatoshi (邦訳)
Figure 1のような外観を持つメールチェック時計アプレットは、現在の時刻とメールボックスにあるメールの数を表示します。新しいメールが到着するとフラッシュして教えてくれます。このアプレットをパネルに追加するには、パネルを右クリックして、 パネル->パネルに追加->アプレット->時計->メールチェック時計 と選択します。
アプレットは時刻とメールボックスのメッセージ数を表示します。新しいメールが到着すると、封筒がフラッシュします。
右クリックで表示されるポップアップメニューには次の項目があります:
設定… — 設定Propertiesダイアログを表示します。
ヘルプ — このドキュメントを表示します。
情報… — アプレットのバージョンや作者名といった、メールチェック時計アプレットについての基本的な情報を表示します。
メールチェック時計アプレットをカスタマイズするには、アプレットを右クリックして設定…を選択します。設定ダイアログ(Figure 2参照)が表示され、さまざまな設定を変更できるようになります。
設定ダイアログは二つのセクションに別れています。一つは一般的な設定、もう一つはテーマ設定です。
一般タブには以下の設定項目があります。
12時間制(AM/PM)フォーマットで時刻を表示する — 12時間制(AM/PM)フォーマットで時刻を表示するようになります。
GMT(グリニッジ標準時)からの相対時刻を表示する —
メールボックス — 新しいメールをチェックするメールボックスを指定します。普通は/var/spool/mail/yourusername、あるいはこれに似たものになります。複数のメールボックスは指定できません。
新しいメールが届いたときに実行 — 新しいメールが届いたときに実行するコマンドを指定できます。例えば、メールの到着時にサウンドファイルを再生する、というのが最も一般的です。実行したいコマンドとファイルを指定して、チェックボックスが有効になっているか確認してください。複数のコマンドを実行したいときは、セミコロンで区切ってください。例えば、
esdplay /full/path/to/file.wav
cd /path/to/directory ; esdplay file.wav
メールが待ちになっていたら点滅する — これが有効になっていると、未読のメールがメールボックスにある間は、ずっと赤い封筒が点滅し続けます。普通は無効になっていますので、数秒間しか点滅しません。
メールボックスが満杯と見なすメールの数 — メールボックスが満杯と見なすメールの数を設定します。特定のテーマではメールボックスが満杯であると示す特別なシンボルを表示します。
クリックされたときに実行 — アプレットがクリックされたときに実行するプログラムを指定します。デフォルトではBalsaメールクライアントが起動します(Balsaがインストールされていない場合は何も起きません)。あなたの好きなメールクライアントを指定してください。
テーマタブではメールチェック時計アプレットの外観を変更することができます。メールチェック時計アプレットは多くのテーマを$PREFIX/clockmail/に用意しています。デフォルトではテーマを利用しません。すべてのテーマが時刻とメールボックスの状態の両方を表示するわけではないことに注意してください。
変更を終えたらOKボタンをクリックして変更を適用し、設定ダイアログを閉じます。変更を取り消して変更前の値に戻すには閉じるボタンをクリックします。
時計の設定では時刻を変更できません。これは実際にはバグではありません。システム全体の時刻を変更するには、rootになってdateコマンドを利用する必要があります。
dateコマンドでシステムクロックを後方に調節した場合、システムクロックが時計の表示している時刻になるまで時計は止まります。システムクロックが時計の表示している時刻になると通常通り動き始めます。
mailcounterテーマはあなたのinboxにあるメッセージ数を数え間違えます。
いくつかのテーマは垂直なパネルのサイズに合わせて大きさを変えないので、パネルの幅が広がってしまいます。
複数のメールボックスを扱えません。
このアプレットはRadek Doulik (<rodo@ucw.cz>)によって書かれました。コメント、提案、バグレポートなどはすべてGNOMEバグ追跡データベースへお願いします(バグレポートの利用法はオンラインで参照できます)。もしあなたがGNOME 1.1あるいはそれ以降の版を利用しているのなら、バグレポートツール(bug-buddy)を利用できます。これはメインメニューのユーティリティサブメニューにあり、バグレポートの送信に利用します。
このマニュアルはTelsa Gywnne (<telsa@linuxchix.org>)とEric Baudais (<baudais@okstate.edu>)によって書かれました。このマニュアルに関するコメントや提案はGNOMEドキュメンテーションプロジェクトへ<docs@gnome.org>宛にお寄せください。また、GNOMEドキュメンテーションステータステーブルを利用してあなたのコメントをオンラインで加えることもできます。
この日本語翻訳は鎌ヶ迫正俊(<emerald@gnome.gr.jp>)によるものです。この翻訳に関するコメントや提案はすべて<emerald@gnome.gr.jp>へお寄せください。
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